ビジネスとマーケティングの上り坂

ブログ形式でビジネスやWebマーケティングに関するノウハウや最新情報などをお届けします。

 

本書は、「ブログで飯を食う」ことに成功した著者による、「ブログで飯を食う」ために必要な心構えや考え方が書かれたものです。

 

この手の本は良くありますが、著者は「汎用的な考え方や文章力を身に付ける方法」を中心に話をする、としています。

 

その背景には「小手先の技術や時流に乗ったテーマの取り上げ方を書いても、一次的なものに過ぎない」という考え方があるようです。

 

ただ、逆に言うと、その分、話が抽象的になってしまった部分があるかも知れません。

 

ですが、初めて「ブログで収益化したい」と考える方には、全編参考になることばかりでしょう。

 

また、著者は、この本を読むにあたって「うのみにしない」で欲しいと言っています。たしかに、これはその通りです。マニュアル本を読んで、それで満足してしまっては成果には繋がりません。

 

著者の述べる考え方や心構えを自分のケースに当てはめ、必ず実行に移してこそ、得るものがるでしょう。

 

テーマの選び方・文章の書き方・ソーシャルメディアまで、一連のトピックは押さえていますので、はじめて「Webマーケティング」を勉強する方にも参考になるでしょう(検索エンジン対策の話などは入っていませんが)。

 

さて、私が個人的に面白いと思ったのは、「第1章 私がブログ飯になるまで」です。

 

この章は、著者が12年間のサラリーマン生活に終止符を打ち、早期退職制度を利用して1年分の給与に相当する退職金を手にして、ブログ1本で食べれるようになるまでが書かれています。

 

著者はサラリーマン時代からブログを続けており、それなりにノウハウは持っていたので、「1年あれば何とかなる」と考え、奥さんを説得し、ブログ一本で独立することを決意します。

 

1年間、何十というサイト、何百(もしかしたら千?)の記事を頑張って制作するのですが、1年後、もう貯金が尽きるところまで来てしまいます。

 

思い余って就職活動をしようと考え、奥さんに現状報告(というか相談)する、という事態にまで陥りますが・・・・

 

しかし、幸運にも自分にぴったりのテーマを見つけ、ついに生活できるまでの収益化ができるようになります。

 

詳細は本書で確認して欲しいのですが、著者は「そのテーマに出会った時に、うまく対応するブログを制作してブレイクできたのは、その前に何十というブログを作ってノウハウを蓄積できていたからだ」と言います。

 

これは、本当におっしゃるとおりだと思います。継続して、力を蓄え、「やるべきことをやって天命を待つ」といったところでしょうか。

 

「いつか来るチャンスに備え、1日1日を大切に精進する」ことの大切さを、改めて感じました。

 

最後に、この本の最大の読みどころ・・・・それは、1番最後のコラムが著者の奥さんの手によって書かれています。

 

著者の奥さんが「著者が独立したいと言いだし~なかなか成果が出ず~ようやくブレイクするまで」の奥さんからみた状況や、その時、奥さんがどのようなことを考えていたか・・・が書かれています。

 

いやぁ、素晴らしい奥さんです! この奥さんがいて、著者も成功したのだと思います。

 

そんな人間くさいところも、この本の魅力だと思います。