ビジネスとマーケティングの上り坂

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「スピリチュアル・マーケティング」とは、マーケティングの神様・フィリップ・コトラーが「マーケティング3.0」の中で言及したマーケティングのコンセプトです。

 

ざっくり説明すると、

 

従来までの「マーケティング2.0」は「顧客のためのマーケティング」でした。つまり、「顧客の欲望を満たす」というマーケティングです。

 

私の個人的な考えですが、「顧客の欲望を満たすマーケティング」が、「ステマ」「射幸心を煽るマーケティング」「炎上マーケティング」などを産んだのではないか、と思っています。

 

一方、「マーケティング3.0」では、顧客を、単なる「欲望する存在」として捉えるのではなく、全人的な存在、として捉えます。

 

ちょっと分かりにくいかも知れませんが、顧客は人間であり、「欲望するだけの存在」ではないと言うこと。

 

具体的には、マーケティング2.0では、顧客を「マインド(意識)とハート(感情)を持つ存在」と定義していたのですが、

よく考えてみてください。「意識と感情」だけでは、人間だけではなく、イヌネコ動物も同じ。

 

人間を人間足らしめている要素は何か、と言えば、それは「スピリチュアル(精神)」ですよね。

 

地球上には多くの動物がいますが、「より善く生きよう」というスピリチュアル(精神)を持っているのは、人間だけです。

 

「マーケティグ3.0」は、顧客を「スピリチュアル、ハート、マインドの3つを持つ存在」として定義しています。

 

だからこそ、マーケティング3.0時代の企業は、自社の利益・顧客への対応以外に、社会的コーズを果たさなければならない、とされています。

 

社会的コーズとは「その企業が社会に対してどんな貢献ができるか、それを訴え、実行していく」こと。

 

そのような企業だけが、マーケティング3.0の時代に生き残れると言うことです。

 

以上がスピリチュアル・マーケティングの説明です。すでに環境マーケティングや社会的マーケティングとして少なくない企業が実施している内容なので、

内容自体には目新しさを感じないかもしれませんが、このスピリチュアル・マーケティングが行われるようになった前提として、

 

「人間は、スピリチュアルを持つ存在であり、より善く生きようと志向する、唯一の生物である」

 

ということが置かれている、ということは、もっと注目されても良い気がしています。