ビジネスとマーケティングの上り坂

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マーケティングにおいても、文章作成(ライティング)においても、「ペルソナを設定することが重要だ」と良く言われます。

 

「ペルソナ」とは、簡単に言ってしまえば、「あなたのやりたい行動(マーケティングやライティング)の対象となるユーザーモデル」のことです。

 

対象となる理想的なモデルをできるだけ具体的に想定し、「その人だけに振り向いて貰えるように行為しろ」ということですね。

 

しかし、ブログ執筆ぐらいならともかく、WEBやチラシなどの制作を、「ある特定の人にだけに対象を絞り込め」と言われても、なかなか割りきれない人も多いのではないでしょうか?

 

どうして割り切れないのか、と言えば、「対象を絞る」ことによって、そのペルソナに該当しない大多数の見込み顧客から「そっぽを向かれる」ことを怖れているからでしょう。

 

しかし、結論から言えば、「ペルソナは必ず設定すべき」だと考えています。その理由を、ある観点から考えてみましょう。

 

ある時、突然、あなたが予期しない出来事に襲われたとします。

 

例えば、「打ち合わせの席で、とても悪意のあることを言われた」とか、「部下の手違いにより、大迷惑を御客さんにかけてしまった」とか、かなりインパクトのあるネガティブなことで、かつ、早急に対処しなければならないような出来事です。

 

普段は冷静に対処できるあなたでも、とっさに「この場合、どうすれば良いだろう」と迷うことはあるでしょう。

 

そのような時に、「瞬間的に、決して間違わない、決して後悔もしない意思決定方法」があるのをご存知ですか?

 

それは、あなたが普段から尊敬しているメンターのことを想像し、「あの人(メンター)だったら、この場ではどのように対処するだろうか?」 と考えることです。

 

面白いですよね。「一般的にどのように対処すべきか」判断に迷うようなときでも、「自分が憧れている特定の人物だったら、どのように対処するか」を思い浮かべるだけで、後々後悔しない、「あなたにとってベストの決断」がくだせるのです。

 

これは最大公約数的な「よい人一般」よりも「特定のメンター」を想定することにより、自分の意識下にあるものだけではない、無意識まで含めた情報処理が、一瞬にしてあなたの頭の中で行われるからでしょう。

 

翻ってペルソナの話に戻ります。

「最大公約数的な顧客」を想定して、頭で「どんな言葉が響くかなぁ」なんて考えていても、借り物の言葉しか出てきません。

 

それよりは、特定のターゲットを絞り込み、「どうすればその人が喜んでくれるのか」をイメージすれば、当然、そのターゲットに届く言葉になりますし、そうした「生きた言葉」の方が、他のターゲットの心にも刺さるでしょう。

 

ペルソナでは、よく「実在する人物の中から、理想的な顧客になりそうな方をターゲットにしてください」と言われます。頭(意識上にあるもの)だけで考えるわけではなく、無意識にあるものを含めた五感全体の記憶・感情をトータルで処理するからこそ、活きた言葉が生まれるのだと考えています。

 

頭だけで考えようとすると、労多くして得るものは小さくなります。ペルソナの設定は、人間の偉大な脳を効率的に使うための1つのアイデアなのかも知れませんね。