ビジネスとマーケティングの上り坂

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検索エンジンGoogleの検索結果の順位はどのように決まるのでしょうか?

 

注)わが国では、主要な検索エンジンにGoogleとYahoo!がありますが、Yahoo!の検索エンジンはGoogleのアルゴリズム(プログラム)を使っているため、ここではGoogleのみを対象にしています。

 

近年では、Googleが「ユーザーに有益かつオリジナリティの高いコンテンツ(記事)を評価する」という姿勢を鮮明にしていることもあり、コンテンツマーケティングやコンテンツSEOといった施策がよく行われています。

 

*SEOとは「検索エンジン最適化」、つまり、検索結果で上位表示を実現するための対策のこと

*コンテンツマーケティングやコンテンツSEOについては、以下の記事をご覧ください。

コンテンツマーケティング | 中小企業のコンテンツマーケティングの始め方

 

ただし、現実問題として、AとBの2つの記事があり、それぞれ別のWebサイトにアップされた場合、よりよい(=ユーザーに有益かつオリジナリティの高い)記事のほうが必ず検索結果が上位になるか、というと、そんなことはありません。

 

その理由は2つあります。

 

検索結果の順位はどう決まるのか
検索結果の順位はどう決まるのか

 

 

 

第1の理由 : コンテンツ(記事)を評価する基準や評価システムが不完全だから

 

検索エンジンは現在、完全に文章を解析・評価することはできませんし、そもそも、我々生身の人間でさえ、すべての文章の価値を、客観的に判定することなどできないでしょう。

 

一応、検索エンジンのシステム内部では、以下のように記事の良し悪しを判定する基準を持っているようです。

 

・検索キーワードや共起語(*)が適度に含まれた記事を評価する

・ある程度の長文を評価する

・ネット上にある他のコンテンツと重複しない記事を評価する

・記事のタイトルや見出し、概要部分に検索キーワードが適切に含まれたものを評価する

 

(*)共起語については、以下の記事を参照ください。

検索キーワードの候補を探すための無料ツール 8選 【随時更新】

 

Googleでは、具体的な評価基準は公開していないため(先に「一応」と書いたのはそのためです)、上記基準は推測でしかありません。

 

それでも、記事の良し悪しを判定する基準としては、まったく本質的なものではないことがお判りでしょう。

 

実際には、一部のサイトに対してGoogleのスタッフが目視をすることもあり、その場合は、人間に可能なレベルで、ある程度本質的な判定ができるでしょう。しかし、膨大な数のWebサイトが存在することを考えれば、人間が目視できるサイトはごく一部に留まっているはずです。

 

以上、誤解を恐れずに言えば、Googleのシステムによる記事の判定基準は、記事本来の良し悪しをチェックする本質的なチェックとは程遠い手法なのです。

 

これが、よいコンテンツ(記事)が必ず検索結果の上位になるとは限らない理由の1つ目です。

 

 

 

第2の理由 : 記事を掲載するWebサイト自体の信頼度やバックリンクの数も評価対象に入れるから

 

コンテンツ(記事)自体を正しく評価できないGoogleは、そのままですと、我々人間から見て首をかしげるようなコンテンツを高く評価してしまう可能性があります。

 

そんなことになると、誰もGoogleを使わなくなってしまいます。

Googleにとって、ユーザーに検索エンジンを使われなくなることは致命的です。

 

Googleの売上は、日本円にして4兆円以上といわれますが、その売上はどこから上がっているのかご存知ですか?

 

実は、企業が支払うリスティング広告費用、それがGoogleの売上の大半なのです。

 

リスティング広告とは、検索結果連動広告とも呼ばれるもので、あなたがGoogleで検索を行った際、検索結果の上部に、検索キーワードと関連のある商品のテキスト広告が表示されているのを見たことがあると思います。

それがリスティング広告です。

 

誰もGoogleを使わなくなってしまうと、企業はお金を払ってリスティング広告を出稿しようとは思わなくなります。

 

そのようなことにならないよう、Googleは

 

「いつでも、ユーザーが望むような価値あるサイトが、検索結果の上位に表示されるようにしなければならない」

 

と考えているのです。

 

しかし、「第1の理由」で述べた通り、Googleのコンテンツの価値そのものを評価するシステムは不完全です。

 

そのために、Googleはコンテンツ以外の物も評価対象とすることにより、総合的な観点からコンテンツの価値を評価しています。

 

そして、評価対象とされるコンテンツ以外の物とは

 

 

a)そのコンテンツを掲載しているWebサイトそのもの

 

b)そのコンテンツを支持している第三者(他のネットユーザー)の存在

 

 

以上、2点となります。

 

まず、a)については「Webサイトの信頼性」を評価基準にしています。評価内容は、サイトの運営年月、サイト全体のボリューム(総ページ数)、更新頻度などがありますが、もちろん、こちらもGoogleは詳細を明かしていません。

 

b)の「コンテンツを支持する第三者」とは、そのコンテンツのあるページやサイトに、どれだけ多くのユーザーがリンクを貼っているか、ということが評価対象となります。

 

学者の世界では

 

「多くの学者から参考文献とされる論文ほど、その論文は価値がある」

 

という考え方がありますが、それに近いものです。

 

「有益なコンテンツであれば、多くのユーザーに参考にされるだろう。それは、そのコンテンツに貼られたリンクの数に比例する」

 

といったところでしょうか。

 

以上のように、コンテンツそのものだけで評価するのではなく、コンテンツが掲載されているWebサイトの信頼性や、そのコンテンツ(の存在するページやサイト)に貼られたリンク(「バックリンク」や「被リンク」と呼ばれます)の数により、コンテンツそのものの評価が変わってきます。

 

そのため、コンテンツだけを見れば純粋に素晴らしいコンテンツであっても、必ず正当な評価をされるとは限らないのです。

 

以上が、2つ目の理由です。

 

 

 

今後は、コンテンツそのものの価値だけで評価される方向に

 

ここまで見てきたとおり、Googleのコンテンツの評価システムは、不完全です。

 

ただし、現在、Googleは全力で評価システムを改善しています。

 

これまで、そして現在でも、Googleの評価システムの不完全さを利用して、自社の営業目的の記事を、不当な手段で検索結果の上位に押し上げようとする手段を取る者がいます。

 

具体的には、検索結果の上位に表示したいページに対し、外部のサイトを自分自身で作り、そこから自作自演でリンクを貼る行為などが、それにあたります。

(そのような施策を専門で行う業者も多くいます)

 

しかし、そういった不当な手段は、Googleの評価システムの進化により発見されやすくなっており、Googleに発見されると、ペナルティとして検索順位が大きく下がったり、最悪の場合、検索結果に表示されなくなります。

 

ですので、自社のコンテンツを検索エンジンで上位表示させ、より多くのユーザーに見て欲しいと考えている方は、

 

「オリジナリティがあり、ユーザーに本当に価値あるコンテンツを作る」

 

ことだけを考えて実行してください。

 

地道な作業であり、成果が出るまで時間が掛かりますが、長い目で見れば、一番確実で最短な施策であることは間違いありません。