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<2017.9.12更新>

前回の記事はこちら↓

SEO対策講座 【初級編】 第3回 「検索キーワード が、どれぐらい検索されているかを調べる」

 

こんにちは、西です。

 

これまで、検索エンジン対策において、キーワードの選定が 「いかに大切であるか」を説明してきました。

 

今回は、そういったキーワードの選定において、「陥りやすい間違い」について、ご説明します。

 

まず、あなたが 「山菜を発売しているネットショップ」を経営しているとします。 様々な調理法を楽しめる美味しい山菜を売っています。 今回、あなたは以下3つのキーワード候補を考えたとしましょう。

 

(1)「山菜」

(2)「山菜 調理」

(3)「山菜 通販」

 

ちなみに、それぞれのキーワードにおいて、グーグルでヒットするサイト数は、以下のとおりでした。

 

(1)「山菜」 ・・・・・・・・・・約9,120,000件

(2)「山菜 調理」・・・・・・約1,200,000件

(3)「山菜 通販」・・・・・・約983,000件

 

いかがでしょうか? あなたは、どのキーワードを もっとも 「適切なキーワード」と考えるしょうか?

 

まず、除外しなければいけないのは、(2)「山菜 調理」です。

何故なら、検索するユーザーの気持ちを考えてみてください。 「山菜 調理」と入力して検索するユーザーは 「山菜の調理法」を調べようとしている方がほとんどでしょう。あなたが 「様々な調理法で美味しく食べれる山菜」を売っていても、ネットショップでの売上には繋がりにくいに違いありません。

 

さて、続いて「山菜」と「山菜 通販」です。

 

これは、ちょっと悩ましいですね。 おそらく、「山菜」の方が、検索ボリュームも大きいでしょう(後ほど、アドバイスツールで確認しましょう)。ですが、「山菜」とだけ入力して検索される方は、「通販で買いたい」人もいれば、「調理法を知りたい」人もいます。中には、「どこで取れるのか、場所を知りたい」人 も居るかも知れません。

 

要は、「山菜」だけで入力された場合、こちらからは「ユーザーの目的を図りかねる」のです。その結果、キーワードに設定して、頑張ってSEOをしてみても、WEBサイトに訪れてくれた流入数に比べ、実際に購入してもらえる確率は少なくなるでしょう。

 

一方の「山菜 通販」ですが、こちらは、おそらく「買う気マンマン」の方が多いでしょう。検索回数の絶対数は少ないかも知れませんが、購入に結び付く確率は高いと言えます。

 

ただ、購入に結び付く 絶対数では「山菜」の方からも知れず、悩ましいところですね。

 

 

さて、ここで、この3つのキーワードを 今度は キーワードツールで確認してみましょう。

 

(1)「山菜」・・・・・・・・・・・・・・・・ 競合性・低  月間検索ボリューム 65,000件

(2)「山菜 調理」・・・・・・・・・・・ 競合性・-  月間検索ボリューム -

(3)「山菜 通販」・・・・・・・・・・・ 競合性・中  月間検索ボリューム 210件

 

以上のような結果が出ました。

やはり、「山菜」だけの検索数が圧倒的ですね。 一方、「山菜 通販」は競合性はある程度あるようです。SEOも若干難しいでしょう。 しかも「山菜 通販」は月間210件ですから、これだとボリューム的に小さすぎます(月間1,000件は欲しいところ)ので、私ならキーワード『山菜」を狙いながら、「山菜 通販」をサブキーワードにしていく、と言う感じでしょうか。

 

ただし、やってはいけないことが、1つだけあります。 それは、PPC(リスティング)広告への出稿を考える際のことです。

 

「山菜」のキーワードでPPC広告出稿をしてはいけません。

 

それは何故か・・・PPC広告では、「クリック当たりの課金」制度が取られています。

 

「山菜」のキーワードで出稿すると、かなりの検索ボリュームがありますので、広告をクリックして あなたの通販サイトに訪問される人は増えるでしょうが、購入の確率は低いので、広告費用が無駄になる可能性が高いです。

 

もし、PPC広告をだすのであれば、「山菜 通販」のキーワードで出すことです。

これだと、検索ボリュームが少ないので、あまり費用はかかりませんが、訪問したユーザーのうち、購入に繋がる確率は、「山菜」だけのキーワードの時より、かなり高くなると予想されます。

 

いかがでしょうか。

 

次回は、Googleなどの検索エンジンで検索を行った際に、検索結果に表示される、Webサイトの説明文について説明します。

 

次回の記事はこちら↓

SEO対策講座【初級編】 第5回 検索結果への「説明文」を記述しよう

 

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