ビジネスとマーケティングの上り坂

ブログ形式でビジネスやWebマーケティングに関するノウハウや最新情報などをお届けします。

こんにちは、西です。

 

Evernote(エバーノート)というサービスをご存知でしょうか?

 

多くのネットユーザーに使われている著名なサービスですから、使ったことはなくても、名前ぐらいは聞いたことがある、という方も多いのではないでしょうか?

 

Windows PCやMACに加え、アプリとしてiOS、Androidのスマートフォンやタブレットからも利用できます。

 

このEvernoteは、

 

「様々な形式のファイルをクラウド上に保存できるメモサービス」

 

と説明されることが多いのですが、

 

使ったことのない方からみれば、

 

「なんで、そんなメモサービスに、熱狂的なファンがいるの?」

 

と疑問になるかも知れません。

 

実は、私(西)も、Evernote歴はそんなに長くはありません。そして以前は、上記のように、なぜ熱狂的なファンが多いのか、不思議に思っていました。

 

しかし、使い出してすぐに

 

「確かに、これは便利かも!」

 

と、手放せないツールになりました。

 

というわけで、今回は、Evernoteを使ったことがない方に

 

「Evernoteの何が便利なのか?」

 

をお伝えしたいと思います。

 

 

Evernoteの構造

 

Evernoteの構造というと、少し大げさかも知れませんが、要は、Evernoteを

使いこなすにあたって、4つの用語を押さえて欲しい、ということです。

 

下記の図と用語説明をご覧ください。

 

エバーノートの構造
エバーノートの構造

 

 

・ノート

 いわゆる「メモ」のことを、Evernoteでは「ノート」と呼びます。

 PCやスマホからテキストを入力すると1つのメモになります。

 テキスト以外にも、手書き、画像、PDF文書、Webサイトのクリップ情報、音声など、様々な形式のファイルをメモとして取り込めます。

 

 

・ノートブック

 複数のメモを格納する場所を「ノートブック」と呼びます。

 PCのフォルダに似ていますが、フォルダのように入れ子構造(フォルダの中にフォルダを作る)といったことはできません。

 あくまでノートブックの中には、任意の数のノートを入れておくだけです。

 

 

・スタック

 複数のノートブックをまとめたものを「スタック」と呼びます。

  Evernoteのスペースの中では、スタックが第一階層になります。スタック自体も複数作れます。

 

 

・タグ

 ノートに追加できる識別子のようなものです。1つのノートにタグを複数つけることができます。

 また、異なるノートブックや異なるスタックの中にあるノートに、同一のタグをつけることもできます。

 主として、同一のタグのついたノートを検索して抽出するために使います。

 

 

具体的な利用例

 

概念的な説明だけだと分りにくいと思いますので、具体的な利用例をご紹介します。

 

下記の図では、「仕事」スタックと「プライベートスタック」を作り、それぞれのスタックの下に、各プロジェクトやイベントなどのノートブックがあります。

 

エバーノート 具体的な利用例
エバーノート 具体的な利用例

 

 

また、最下層のノートには、上位階層のノートブックやスタックの範囲を超えて、自由にタグをつけています。

 

たとえば、会社の同僚の鈴木さんと関連するノートすべてに「鈴木」というタグをつけておけば、それぞれのノートの格納場所に関係なく、関連するすべてのノートを抽出することができます。

 

Evernoteは、どんなファイルでも簡単にメモ・保管できます。また、どんなにノートが増えても、タグで使って横断的に抽出することができる高い検索性があります。

 

そんな使いやすさが、多くの方に支持されているのでしょう。

 

 

 

さらに進んだ達人の利用例

 

前述のとおり、Evernoteには多くのファンがいます。その中には、Evernoteを使った仕事術をWebで公開したり、書籍に執筆している方も多くいます。

 

そんな方々のEvernote利用法の1つとして、参考になったのが以下のような使い方です。

 

エバーノート 達人の利用例
エバーノート 達人の利用例

 

 

まず、「IN-BOX(受信箱)」というノートブックを作ります。そして様々なプロジェクトをまとめるスタック。最後に「ARCHIVE(完了)」という名のノートブック。

 

使い方としては、まず、ノート(メモ)を作る必要が出てきたら、作成したノートは、とりあえずIN-BOXに入れておくのだそうです。

 

そして、落ち着いた時間に、IN-BOXに入っているノートを、適切なスタック内のノートブックの中に移動させます。

 

そして、そのノートブック(プロジェクト)が終わったときなどは、そのノートブックは削除、配下のノートには適切なタグをつけ、ARCHIVEに移動させるのだそうです。

 

確かに、この方式であれば、取り合えずIN-BOXを定期的に空にすることで、ヌケやモレが発生することはなさそうです。

 

ある書籍を書かれている達人の方は、Evernoteの中にノートが50,000以上入っているのだとか!

 

それだけの情報を管理できるツールであるということも、Evernoteの有用性の一端を示していると思います。

 

 

 

まとめ

 

Evernoteでは、上記のような機能をPCやスマートフォン/タブレットと同期させるので、いつでも、どの端末からでも使えます。

 

毎月60MBまでのアップロードでしたら無料ですので、テキストデータのみ使う、というライトユーザーの方は、それで十分でしょう。

 

また、毎月10GBまでのアップロードできるプレミアムプランは年額5,200円なので、様々なファイルを管理したいユーザーは、そちらがおすすめです。

 

なお、プレミアムプランには、オフィス文書やPDFの中身の文字も検索対象になるなど、強化された機能も使えるそうです。

 

・・・・・と、私自身が熱狂的にファンになったかのような(?)、手放しで褒めるような記事になってしまった気もますが、

 

マイクロソフトの「One Note」やGoogleの「Google Drive」など、巨大企業がそれぞれのサービスを進化させながら、Evernoteを猛追しているようです。

 

当面はEvernoteが安泰な気がしますが、将来的にはどうなっていくかはわかりません。

 

現状のEvernoteでも十分使いやすいですが、今後、どんな魅力的なサービスに進化していくのか楽しみですし、それぞれの企業が競い合い、切磋琢磨してほしいと思っています。

 

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