貴社のブランドを顧客の心に浸透させる
「ソーシャルメディア戦略」
ソーシャルメディアについて、よくある間違い
私たちがソーシャルメディアに関して受ける質問のなかに
- Facebookをはじめとするソーシャルメディアをやって、どのぐらい売上に貢献できますか?
というものがしばしばあります。 そのような質問に対しては、私たちは
- それは、マクドナルドに対して『スマイル0円で、どれぐらい売上が上がりますか?』と聞くのと同じです
と答えるようにしています。
もし、マクドナルドで店員さんの顔からスマイルが消えたらどうなるでしょうか? スマイルが消えても、レジに並んだお客さんの購入金額には変わりはないかもしれません。
「スマイル=0円」なのですから、店員さんが仏頂面でも、お客さんが同じ商品を買う限り、売上は変わりません。
ただし、それは「短期的なモノの見方」です。
もし、ある店舗の店員さんがいつも仏頂面をしていた場合、あなたはお店に対して良いイメージを抱かないですよね。それどころか不快なイメージを抱くでしょう。
あなた以外の他のお客様も同じはずです。結果、長期的にみれば来店客が減り、売上減少はまぬがれないのではないでしょうか。
つまり、スマイルには「長期的なイメージ向上=ブランド向上」の機能があるのです。そして、Facebookをはじめとするソーシャルメディアもこれとまったく同じ。これらで日々情報を発信したりユーザーと交流したりしても、今日明日の売り上げが急に上がるわけではありません。
しかし、地道に続けていくことにより、必ずあなたやあなたの会社のブランド向上につながります。結果として、長期的な売上向上に貢献するといえるでしょう。
中小企業こそブランドを大切に
「Facebookをはじめとするソーシャルメディアはブランド向上に役立つ」という話をすると、
- じゃあ、うちの会社は関係ないですね。ブランドなんて大企業が大切にするもので、うちの会社は小さな企業ですから
といわれることがあります。 本当にそうでしょうか。そもそもブランドとは何か、ちょっと考えてみましょう。
もしあなたが女性でしたら、ブランドという言葉を聞いて「エルメス」「シャネル」「ヴィトン」などを思い出すかもしれません。
そのような「多くの方が憧れる商品や企業」もそうですが、ブランドとはそもそも、私たちの心の中にあるイメージのことをいいます。
「エルメス」というブランドが好きな方は、その方の心の中に「エルメスという商品や企業に対する信頼やロイヤリティ(忠誠心)、期待」があるわけです。だから、高い金額を払っても、エルメスの商品を身につけたいと思うのです。
一方、中小企業やその経営者が成功するためには、顧客や取引先、従業員など周りの多くの方に
- あなたやあなたの会社を信頼してもらい、好きになってもらい、期待してもらい、応援してもらう
ことが非常に重要になります。 大企業のように、不特定多数の日本中(または世界中)の人に対してブランドを築く(=ブランディングする)必要はまったくありません。
まずは周りの方、そして見込み顧客に対して少しずつブランディングをしていきましょう。ブランド向上は、ヒト・カネ・モノなどの経営資源に 乏しい中小企業が生き残っていくためには、大企業以上に重要なことです。
マーケティングの要諦は「信頼関係の構築と期待の育成」であることは、あなたもご承知でしょう。 ブランディング(ブランドの構築)とは「信頼関係の構築と期待の育成」そのものです。
Facebookをはじめとするソーシャルメディアがブランディングに役立つということは、マーケティングの要諦を押さえたツールだということです。コストをかけずにここまで実行しやすいツールは他には見当たりません。ぜひポイントを押さえて、ソーシャルメディア戦略を成功させてほしいと考えています。
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