ビジネスとマーケティングの上り坂

ブログ形式でビジネスやWebマーケティングに関するノウハウや最新情報などをお届けします。

いい仕事しても他人は無関心である
いい仕事しても他人は無関心である

 

 

 

 

これは、下記の本のイントロダクションの3ページに書かれた文章です。

 

 

全文は、次のようになります。

 

いかにいい仕事をしようとも、世間はあなたのビジネスに関して無関心であると常に心せよ。

あなたがなすべきことは、自ら顧客をつかみ、振り向かせることである。

 

ここに書いてある通り、どんなに素晴らしい能力を持っていても、まずは他人に知って貰わないことには、何も始まりません。

 

(1)まずは他人に知ってもらう

(2)そして、無償で圧倒的な価値を提供し、信頼を得て、ファンになってもらう。

(3)あなたの専門分野の商品・サービスを必要とする際、他の誰かではなく、あなたから購入してもらう

 

このような【売れるしくみ】を作りあげることが、あなた(貴社)に求められている訳ですが、

実際のところ、

 

「(1)まずは他人に知ってもらう 」

 

というところで、つまづいている方が多いのが現状です。

 

私はWebコンサルとして、(1)すなわち「潜在顧客の発掘」のところで、ソーシャルやWEBの利用の有効性についてお話することが多いですが、実際には、WEBやソーシャルだけで集客をするわけではありません。

 

それでは、他に何をするのか?

 

当たり前ですが、「できることは、全て行う」のです。

 

 

まず、

 

「あなたの販売したい商品・サービスのプロモーションにおいて、本当にあなたの強みを訴求できているのか」

「他にライバルのいない、オンリーワンの見せ方ができているのか」

 

そこから始まり、

ソーシャルメディアやWEBを活用しながら、実際にリアルの世界でも、潜在顧客にアプローチしていきます。

 

そして、ソーシャルメディアの時代となっても、まだまだマスメディアの影響力は大きい。

 

このマスメディアを何とか、戦略的にコストを掛けず、利用できないものか。

 

・・・それが、出来るのです。

 

そのための手段が、「ニュースリリース」を書くということ。

 

あなたの商品・サービスが本当に「記事を書くに該当するような、ユニークな部分」を持っているならば、

いつも「記事にしたいネタ」に困っている記者・編集者は、喜んで記事を書いてくれるでしょう。

 

「そんなの無理だよ」・・・と、あなたは思うかも知れません。

 

いいえ、そんなことはありません。

 

いろいろな戦略がありますが、もっとも簡単な方法をご説明しましょう。

 

それは、「徹底的にターゲットを絞る」ということ。

 

例えば、あなたが整骨院を経営していたとします。

これと言った特徴がない整骨院であれば、ニュースバリューはありません。

 

それでは、「妊婦専用の整骨院」だったら、どうでしょうか?

 

もし、日本国内に、他に「妊婦専用の整骨院」が無ければ、あなたの整骨院は、オンリーワンであり、ニュースバリューがあります。

そして、「妊婦専用」に絞った、ニュースリリースを書くのです。

 

こういうと、あなたは「確かに、ニュースバリューはあるけれど、実際に『妊婦専用』にしたら、経営が成り立たない」と思うかも知れません。

 

しかし、そんなことはありません。 妊婦以外の方も、お客様としてお迎えすれば良いだけです。

 

ただし、「妊婦専用」のメニューを作り、そこにフォーカスしたプロモーションを行ってください。

 

また、メルマガや院内のお知らせなどで、妊婦さんに役立つ情報を、惜しみもなく提供してください。

 

そう、「妊婦専用」を、徹底的に追求することにより、あなたの整骨院は「圧倒的に尖がった整骨院になる」のです。

 

いかがでしょうか?

 

中途半端ではなく、徹底的にターゲットを絞り、徹底的にフォーカスする。

 

それにより、注目される、ニュース性のあるビジネスになるのです。

 

<2012年8月の記事を再構成しました>