ビジネスとマーケティングの上り坂
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こんにちは、西です。
Webライティングとは、その名のとおり「Web向けに文章を書くこと(またはその方法)」のことであります。
文章たるもの、紙向けに書こうが、Web向けに書こうが、もちろん本質的には変わるものではありません。
ですが、「郷に入れば郷に従え」という古からの教えのとおり、WebにはWebに向けた最適な書き方があります。
それでは、「Web向けに最適化された文章」とは、どのような文章なのでしょうか?
それこそ、この記事の主題である「3つのエッジが立ったライティング」なのです。
その3つのエッジとは、どのようなものか。
それは、
①検索エンジン向けのエッジ
②読者の興味を掻き立てるエッジ
③読者の信頼を獲得するためのエッジ
です。
それでは、これらを1つずつ確認して行きましょう。
①Webライティング:検索エンジン向けのエッジ
これは「検索エンジンで上位表示されやすくするためのエッジ」です。
たとえば、「コーンポタージュ味たこ焼き」という商品が世の中で話題だとします。この場合、「コーンポタージュ味たこ焼き」に関する記事を書いて検索エンジンで上位表示されると、多くの方がその記事を読んでくれる可能性があります。
では具体的にどうすれば良いのか? ブログの文章を書くとすると、ブログのタイトルを必ず「コーンポタージュ味たこ焼き」から始めます。
検索エンジンで検索して欲しいキーワードを、できるだけ文章の左側(冒頭)に置くことがポイントです。
さらに記事本文では、出現するキーワードは「コーンポタージュ」と「たこ焼き」というワードが最も多くなるように調整します。
ただし、あまり多過ぎてもいけません。最近では、「本文中のキーワード出現率の数値そのものは、あまり関係ない」とも言われますが、目安として、それぞれキーワード出現率が3~7%の範囲内に収まるように調整しましょう。
検索エンジン対策に詳しい人は、ほとんど感覚でターゲットキーワードの出現率の調整ができますが、
そこまで至っていない方は、文章を書いた後に、「キーワード出現頻度解析ツール
http://www.searchengineoptimization.jp/keyword-density-analyzer
などを利用して出現率を確認してください。
以上が「検索エンジンで上位表示しやすくなる⇒検索エンジン向けのエッジの立たせ方」です。
②Webライティング:読者の興味を掻き立てるエッジ
引き続き、「コーンポタージュ味たこ焼き」をテーマにブログ記事を書く例で考えましょう。
ここでもタイトルの付け方です。あなただったら、どのようなタイトルをつけますか?
「コーンポタージュ味たこ焼きを食べてみた」
なんていうのは、普通ですね。
望ましいタイトルの一例としては、以下などはいかがでしょうか。
「コーンポタージュ味たこ焼きをお湯で溶かすと、コーンポタージュに戻るのか実験をしてみた」
どうでしょう、ずっと「読んでみたい!」という気がしますよね。
検索エンジンで上位表示されても、読者が読んでみたい!というタイトルにしないと、コンバージョン率(クリックしてもらう確率)は上がりません。
必ず、興味を掻き立てるエッジが立っているか、を考えましょう。
③Webライティング:読者の信頼を獲得するためのエッジ
いよいよ最後のエッジです。ある意味、これが一番難しい。どういうことかと言うと、②のエッジで「読者の興味」を掻き立てましたよね?
この期待に応えなければ、次回からあなたのブログを見に来てくれることはありません。
怖ろしいことに、②で読者の興味を掻き立てれば掻き立てるほど、読者を満足させて信頼させるハードルは高くなるのです。
なんたる矛盾、まるでシックス・センスのような世界です(意味フ)
さて、このようなシーンであなたがやらなければならないこと…それは「興味を掻き立てられた読者の期待よりも、一段上の回答(この場合、ブログ本文)を用意する」ということ。
このことを専門用語で「事前期待のマネジメント」と言います。
つまり、読者の期待以上の答えを返せば、あなたのブログは「期待を裏切らないブログだ」ということで、リピーターになってくれる可能性が大なのです。
では、どのようにすれば良いのでしょうか。
今回の例は「コーンポタージュ味たこ焼きをお湯で溶かすと、コーンポタージュに戻るのか実験をしてみた」
というお題でした。
ぶっちゃけ、このタイトルに対する結論は「イエス」か「ノー」か2つに1つです。
ですが、あっさり1行で「コーンポタージュスープに戻った!」とか「戻らなかった!」などと書くだけでは、ダメに決まっています。そんな回答では、下手すれば詐欺扱いされます。
では、どうすれば良いのか?
実は、「コーンポタージュスープに戻るかどうか」は、そんなに重要ではありません。
結論から言ってしまえば、「読者は物語を求めている」のです。
あなたがやること…それは、コーンポタージュ味たこ焼きを大量に購入し、お湯をいれた鍋で煮込んでみたり、圧力鍋で蒸してみたりする。
そして、その様子を画像入りで詳しくドキュメントする…
そういった詳細な記事を書くのです。
つまり、結果でなく、あなたが真摯に取り組んだプロセスこそに意味がある。
そこに読者は感動し、必ずや満足感を覚えるでしょう。
そう、そこに物語があり、おもてなしがあります。
「おもてなし」とは、ひと手間もふた手間もかけること。
ぜひ、あなた自身もおもてなしの心で、読者の期待を裏切らない記事を書いてください。
以上が最後のエッジの立て方です。
まとめ
いかがでしょうか。変なアイデアや奇抜さではなく、読者のことを考えて、ひと手間ふた手間かける…
これが、一流のWebライティングのポイントであり、本質的には全ての文章表現に通じるものであることが分かるでしょう。
それでは、レッツWebライティング!
<2013年7月の記事を再構成しました>
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