ビジネスとマーケティングの上り坂
ブログ形式でビジネスやWebマーケティングに関する
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こんにちは、西です。
今回は、検索キーワードの候補を見つけるうえで、便利に使えるツールをご紹介します。
まず、成果が上がる検索キーワードを見つけるための流れ(全体像)としては、
(1)無料ツールを使って、大量の検索キーワード候補を、効率的に抽出する
↓
(2)それらのキーワードのうち、マーケティング目標に寄与するものを抜き出す
↓
(3)マーケティング目標に寄与するキーワードは、それぞれ、どれぐらいの回数検索されているか(=検索ボリューム)を調べる
↓
(4)適切な検索ボリュームのキーワードを選び、そのキーワードで上位表示が可能かどうか、競合を調べる
という形になります。
以上のうち、今回は(1)で利用する無料ツールをご紹介します。
なお、「成果が上がる検索キーワードの選び方」について、基本的な考え方は、以下の記事をご覧ください。
・「検索キーワードの選び方 | 成果の上がる検索キーワードを探す方法」
1.キーワードプランナー
「キーワードプランナー」は、Googleのリスティング広告(正式名称:Google AdWords)の運用システムに含まれるツールです。
このツールは、以前の記事(ブログのタイトルに入れる検索キーワードを、キーワードプランナー以外から調べる方法)で説明したように、現在、無料利用の場合、月間検索ボリュームの精度が低くなっています。
しかし、関連キーワードを抽出するツールとしては問題なく使えますので、試してみてください。
・キーワードプランナーの利用方法(Googleアカウントが必要です)
①以下のURLからログインします。
すでにGoogleアカウントにログインしている場合は②の画面が出ます。
https://adwords.google.com/KeywordPlanner
②ログインすると、以下の画面が表示されます。
「フレーズ、ウェブサイト、カテゴリを使用して新しいキーワードを検索」を選択します。
③「宣伝する商品やサービス」の入力ウインドウに任意のキーワードを入れます。その後、「候補を取得」を選択します。
④画面が遷移し、関連キーワードが表示されます。
2.aramakijake
「aramakijake」は、任意のキーワードを入力して、そのキーワードの検索ボリュームを確認するツールです。
前述のとおり、キーワードプランナーの無料利用では、検索ボリュームの精度が低くなりましたので、代替としてaramakijakeを利用している人も多いようです。
aramakijakeには、検索数だけでなく、関連語の一部も表示されるので、そちらも一緒にチェックできる点が便利です。
http://aramakijake.jp/
3.関連キーワード取得ツール
Googleサジェスト機能の他、Yahoo!知恵袋、教えて!gooなどのQ&Aサイトの情報から関連キーワードを取得できるツールです。
サジェスト機能とは、他の利用者の動向や、データベースから自動抽出した関連キーワードを、システムが表示させる機能のことです。
Googleの場合は、検索結果とともに関連キーワードが表示されますが、これがサジェスト機能です。
http://www.related-keywords.com/
4.goodkeyword
Googleサジェストの他、Bing、Amazon、Yahoo!ショッピング、楽天などから関連キーワードを抽出します。
先に紹介した「関連キーワード取得ツール」と補完的に使うことにより、浅く広くキーワードを集めることが可能なります。
http://goodkeyword.net/
5.Weblio類語辞典
入力したキーワードに関する同義語、同意語などを表示します。
さらに、しっくりとした類語が見つからない場合、表示された類語に対する類語を
表示するなどの深堀もできます。
例:「集客」と入力 → 類語の1つとして「動員」と表示 → 「動員」の類語を表示 など
http://thesaurus.weblio.jp/
6.連想類語辞典
こちらも類語辞典です。機能的には前述のWeblio類語辞典と同等ですが、表示される類語に異なるものもありますので、両者を補完的に使うとよいでしょう。
http://renso-ruigo.com/
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7.共起語検索
「共起語」とは、あまり聞きなれない用語かも知れません。
Wikipediaでは、「共起」は以下のように説明されています(以下引用)。
共起(きょうき)は、ある単語がある文章(または文)中に出たとき、その文章(文)中に別の限られた単語が頻繁に出現すること。
(中略)
日本語の例では「崩御する」という単語に「天皇が」という言葉が多く用いられることや、他に他動詞には「を」が、「行く」には目的地を示す「に」が頻出することが挙げられる。
つまり、ターゲットとなるキーワードとともに、文中で使われることが多い用語のことを共起語といいます。
先に説明した「関連キーワード(≒利用者が、対象のキーワードと一緒に検索することが多いキーワード)」や「類語」とは異なる概念であることを理解頂ければと思います。
共起語検索も、浅く広く検索キーワード候補の幅を広げるために利用できます。
http://neoinspire.net/cooccur/
<2017/3/23更新>
共起語については、より詳しい説明を記事にしましたので、以下もご参照ください。
関連記事:共起語とは何か ~SEO対策で有利になる共起語の使い方
8.cotoha.com トピックス
「cotoha.com トピックス」は、ターゲットとなるキーワードに関するニュースや記事、Q&A情報(Yahoo!知恵袋、教えてgoo)などをまとめてチェックできるサービスです。
関連する情報の中から、検索キーワード候補になりそうなトピックを探すのに便利です。
http://cotoha.com/
まとめ
今回は、検索キーワード候補を広く浅く抽出できるツールをご紹介しました。
効率的な検索キーワード選びは、いかに大量の候補を抽出して、そこからスクリーニングしていくか、ということになります。
ぜひ、今回の記事を参考にして頂き、成果のでる検索キーワード選びにつなげてほしいと思います。
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