ビジネスとマーケティングの上り坂
ブログ形式でビジネスやWebマーケティングに関する
ノウハウや最新情報などをお届けします。
2013年7月5日、新しい著書がでます。
「ITパスポート最短合格術 ~1,000点満点を獲得した勉強法の秘密」
webマーケティングの本ではありませんが、ちょっと風変りな本に仕上がりましたので、こちらのブログでもご紹介させて頂きます。
もともと、この本を書くきっかけは、2009年春に行われた第1回ITパスポート試験に、私が1,000点満点合格したことが契機です。
ITパスポート試験は、経済産業省の管轄する情報処理分野の国家試験です。
国家試験というと何だか敷居が高そうですが、4段階ある情報処理分野の試験の中ではレベル1、つまり、もっとも初心者向けの試験と言えます。
そのため、受験資格は特に無し、そして合格率も約40%と、国家試験としてはねらい目と言えるでしょう。
「それじゃぁ、ちょっと受けてみようかな」
と思った方もいらっしゃるかも知れませんが、レベル1の割りには、結構大変なのです、この試験。
どの辺が大変かと言うと、情報処理分野の試験なので、IT技術全般から出題されます。まぁ、これは当然ですよね。
続いて、IT(情報システム)の開発手法や運用管理についても出題されます。
さらに、IT以外のビジネス全般についても出題されるのです。具体的には、経営・マーケティング・法務知識など…。
なぜ、ビジネス全般からも出題されるのかというと、答えは簡単。
「社会でITを利用する目的は、ビジネスを成功させることだから」
まぁ、考えてみれば当たり前ですよね。だから、ビジネス=企業経営の知識全般も求められるのです。
ですが、そのおかげで、ITパスポート試験の試験範囲は、とんでもなく広いものになっているのです。
このような理由により、ITパスポートの合格のためには、通常3~5か月ぐらいかかると言われています。
一方、今回の私の新著ですが、そんな常識をくつがえす、「非常識な本」となっています。
というのも、キャッチコピーは
「予備知識ゼロから、24時間で合格レベルへ」
というもの。
なぜ、そんなことが可能なのか・・・それは、この本で提唱するフレームワークにあります。
そのフレームワークとは
「まずは、ITやビジネスの全体像をざっくりと押さえ、枝葉の知識はその後に効率的に押さえる」
というもの。
これだけ聞くと、考えかたは、そんなに目新しいものではないかも知れません。
ですが、これを実現するために書籍の執筆には苦労しました。
読者に、ITとビジネスの全体像を楽しみながら直感的に理解してもらうには、
「具体的な事例を中心に構成されていること」
「話の流れが一貫しており、楽しみながら一気に読めること」
という2点が外せません。
そのため、私は「たこ焼き屋チェーンを展開する企業」という架空の会社を設定しました。
そして、その会社が
「どのような経営をしているか」
「ネットショップを展開するとき、どのようにシステム開発するか」
「ネットショップには、どのようなIT技術が使われているか」
という3点を見ていくことにより、
具体的かつ一気に、ITとビジネスの全体像を読者に掴んでもらおうと考えたのです。
まぁ、そんなアイデアなのですが、思いつくのは簡単、でも、実際に書き上げるのは大変・・・
ということで、実に、私が第1回ITパスポート試験に1,000点満点合格してから、書き上げるのに4年も掛かってしまったのです。
それだけに、大変な自信作です。
ITパスポート試験を受験されない方も、この本を読めば「ビジネスとITの全体像を押さえること」ができますので、
若手ビジネスマンや大学生の方などに、ぜひ手に取って頂きたいと思っています。
まずは立ち読みでも構いませんので、どうぞよろしくお願いいたします。
<2017年12月2日 追記>
この本が出版されて4年が過ぎました。
お陰様でご好評頂き、現在『改訂3版』が出版されております。
初版から累計3万部販売させて頂き、ITパスポート試験向けテキストの中でも、売れ筋商品にまえ育ったと自負しております。
この場を借りて、御礼申し上げます。
今後とも、どうぞよろしくお願いいいたします。
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