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こんにちは、西です。

 

あなたは普段、検索エンジンを使う際には、GoogleとYahoo!のどちらを使っていますか?

 

まだスマートフォンが一般的になる前(どんだけ昔だ)は、

 

「検索エンジンのシェアはYahoo!が5割、Googleが4割

 

などと言われていました。

 

その後、スマートフォンの利用者の増加に比例して、Googleのシェアが少しずつ上がっていった、などと言われていますが、実際のところ、どうなのでしょうか?

 

本日は、2017年2月現在の、GoogleとYahoo!、日本における検索エンジンの利用シェアについてお伝えします。

 

 

 

スマートフォン利用者の増加について

 

検索エンジン利用者シェアの前に、スマートフォン(スマホ)の利用者増加の状況を確認しておきましょう。

 

以下の図表から スマートフォンの世帯保有率の推移が分かります。2010年から急激に右上がりしているグラフがスマートフォンです。

 

こちらのグラフは世帯保有率(≒家庭の中で誰か一人でも保有しているかどうか)ですので、個人保有率とは少し違うのですが、それでも、あっと言う間に普及していったのが手に取るように分かります。

 

平成28年版 情報通信白書(総務省) 図表5-2-1-1 情報通信端末の世帯保有率の推移

 

  • 情報通信端末の世帯保有率の推移
    情報通信端末の世帯保有率の推移

 

 

 

我が国の検索エンジンの利用シェア

 

それでは、現在の検索エンジンの利用シェアを確認します。

パソコンとスマートフォン、それぞれのシェアをみてみましょう。

 

まずはスマートフォンから

 

 

スマートフォンにおける検索エンジン利用シェア

 

  • スマートフォンにおける検索エンジン利用シェア
    スマートフォンにおける検索エンジン利用シェア

 

StatCounter Global Stats

 

なんと、2017年2月現在、Googleが69.57%、Yahoo!が29.4%とのことです。

 

どうでしょうか? 思っていたより差が大きく感じるのではないでしょうか?

 

スマートフォンにおいては、AndroidとiOSの2つのOSがあり、AndroidはGoogle社のOSですから、デフォルトの検索エンジンは、もちろん、Googleに設定されています。

 

さらに、iOS標準のブラウザSafariでも、デフォルトの検索エンジンはGoogleとなっています。Google社は、iOSの標準検索エンジンにGoogleを採用してもらうため、アップルに10億円以上支払ったことが、以前報道されていました。

 

日本では、スマートフォンにおけるiOSのシェアは5割以上と、世界の他の国では見られないほどの「iPhone大国」ですので、iOSがGoogleを正式採用している点は大きいと言えます。

 

このような背景がある以上、スマートフォンにおける検索エンジン利用シェアの差は、上記のように大きくても当然かも知れませんね。

 

パソコンにおける検索エンジン利用シェア

 

  • パソコンにおける検索エンジン利用シェア
    パソコンにおける検索エンジン利用シェア

 

StatCounter Global Stats

 

パソコンにおけるGoogleのシェアは67.54%、Yahoo!は23.2%とのことです。

 

こちらもかなり差が大きくなっています。

 

正直、私(西)は「本当にこんなに差があるの?」と思ってしまうのですが・・・。

 

 

 

データは「StatCounter Global Stats」によるもの

 

以上のデータは、アクセス解析サービス「StatCounter」のデータをまとめた「StatCounter Global Stats」というサービスから引用しています。

 

正直なところ、現在の日本ではアクセス解析サービスといえば「Google Analytics」が大きなシェアを占めているので、「StatCounter Global Stats」がどこまで正確に情報を補足しているかは不明な点もあります。

 

それでも、検索エンジン利用者シェアなどの数値を調べる手段はそうそうありませんので、「誤差もあるだろう」と理解したうえで、時系列に傾向などを見ていく分には非常に有益に使えると思います。

 

このまま行けば、今後もますますGoogle独占の方向に進みそうな状況ですが、果たしてどうなることでしょうか。

 

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